ブログ | 上智大学エレクトロニクスラボ

上智大学エレクトロニクスラボの部員の雑記帳です。当ブログを真似したり参考にしたりして起きた事故、けが、損害につきまして私たちは一切責任を負いません。

トランス、インダクタ設計の要点

NT京都用にトランス、インダクタ設計用の要点をまとめました。

直流重畳特性や磁気飽和についての記載です。

トランス、インダクタの分野に適用できるでしょう。

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*透磁率がゼロに近付くというか、真空の透磁率に近付くという方が正しいですね(宮武先生ありがとうございます)

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*NI-limit vs AL-value グラフの青い線同士を結んだ線がデータシートに記載される赤い線です。

 

追記

NT京都でトランス巻きました

 

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NT京都、出展物なくてずっとDJごっこしてました...(迷惑)

来年は作るぞ

 

(kentamu)

 

アクアのインバータを分解してみた

毎度kentamuです。

このサークルのブログ、最近ほぼ僕しか投稿してないので大丈夫か?って感じですけどみんな生きてますよ〜!ご安心下さい!!

きっとみんな忙しいんだよ〜

そうだよね〜?

ね!

 

はい

 

巷で話題 アクアのインバータ なるものを入手したので分解レポートです。

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カッコいい

 

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こんな状態で送られて来ました。

想像の数倍デカく、重すぎで焦りました

これ本当に分解できるのか?

できるのか..?

....?

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とりあえずこのような工具を使って全てボルトを外します。

それでも取れないので、マイナスドライバとハンマーを使って無理やりこじ開けたのが一番最初の画像です。(裏の黒いフタを外した奴です)

 

上の金属のカバーはメッッチャ開けるの苦労したんですけど、ボルト外し忘れでした。

忘れるか普通?って思いますけど、なんか小さいフタとかプラフタとか外した中のボルトも外さないと開かない仕様でした。

分解めんど〜www

 

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フタを外したアクアインバータの図

 

こっから先は適当にネジ外せば取れるやろって感じだと思ったのですが......

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最大の難関!

インダクタが取れない!!

接着剤でガチガチじゃないか!!

T●Y●TA貴様許さない!!

 

そこで初めてインバータを分解された界隈の方(わたさん)に教えて頂きました。

 

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何をしたかというと、裏面に穴を開けてそこにボルトをネジネジして押し出す感じです。

下穴はΦ5mmでちょうどでした。

 

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浮いて来たらこっちの勝ちです。

あとはドライバーとかでテコりましょう。

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この接着剤の量

そら外れんわ。

 

アクアインバータ分解

完!

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ではこっから先は取れた部品たちのご紹介です。

 

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以上!

乙!!!

もう何回でも分解出来るぜ

電子負荷を作りました

どうもkentamuです。

前置きにしちゃうのもアレなんですが、パワエレ動画コンテストで優秀賞を頂きました。

びっくりです。

動画編集は駒形橋くんがしてくれました。ありがとうございます。

よかったら動画ご覧下さい。

 

youtu.be

 

 

それでは今回は電子負荷を作りましたのでご報告いたします。

 

電子負荷ってなんぞ?って方もいらっしゃるかもしれないので一応説明しますと、

半導体を使った負荷です。流す電流を可変できるのが特徴です。

DCDCなどの電源の計測などに使用します。

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今回はいい感じのパワトラが部屋に落ちていたので使ってみようと思って作りましたが失敗して結局普通のFETを使いました。(上の画像が失敗したパワトラ版電子負荷)

 

ここで回路図です。

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回路図

 

動作を説明します。

LM358は誤差増幅器(エラーアンプ)として機能します。

非反転入力端子に入力した電圧と、反転出力に発生する電圧が等しくなるように動作します。ここではtl431によって作った基準電圧2.5VをVRで分圧して可変させます。この電圧を(Vref)としましょう。

すると反転入力端子に繋がっているソース抵抗(Rs)には電圧Vrefが発生し、

Vref/Rsの電流が流れます。(というかその電流が流れるようにFETのゲート電圧を調整します)

このような動作で流す電流を可変できる負荷として機能します。

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今回はPFCを作りその実験用負荷として使いました。

結局PFCは失敗したので悲しくなりました。(オイ)

画像のクソデカい黒い塊がFET用の放熱板です。50Wの負荷として連続駆動させたところ1時間でほかほかになっちゃったのでもう少し大きい放熱板が必要かもしれません。

 

 こちらは市販のスイッチング電源を試験してるところです。ちゃんと公称値通り出てました。

エライ!!

 

この電子負荷は3/24に開催されるNT京都というイベントに持っていきますのでみんなきてね

 

SPDIF 光ファイバーを使ったインタラプタ

kentamuです。

テスラコイルに信号を送るときに電気的に絶縁するための光ファイバーを使った回路についてまとめました。

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追記:送信側も改造して高輝度LEDにした方が安定しました。受信側と同じ要領で引き抜き、穴開け、LED圧入してください。LEDの色は赤で大丈夫です

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製作した基板

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受光回路は、フォトトランジスタと、どっかで見たパルス幅制限回路図が組み合わさっています。

20kΩの抵抗値を変えると制限できるパルス幅も変更できます。

パルス幅制限はインタラプタがバグった際に有効な保護手段となります。