上智大学エレクトロニクスラボ

上智大学エレクトロニクスラボの部員の雑記帳です。当ブログを真似したり参考にしたりして起きた事故、けが、損害につきまして私たちは一切責任を負いません。

ソフィア祭大成功!!

こんにちは駒形橋です。先日にアナウンスしました、ソフィア祭こと学祭が無事に終了いたしました。今回はその振り返りと言うか、何と言うか記事にしたいと思います。

VVVFの死。

 やはり学祭とかのイベントの直前となると何かとドタバタするんですよね。いわゆる「締め切り効果」というか前日準備ではみんな急ピッチで作業をしていました...

 自分自身はVVVFインバータの駆動基板の製作を担当しておりまして、学祭の数日前から急造した信頼性皆無のジャンク()基板のデバッグをしていました。やっと完成した基板の試運転を前日にしたわけです。最初から高圧を制御するのは怖いので、はじめは出力絞って24,36,50V...と段階的にテストをしました。

 なんと100Vまではドレミファの音階(正確にはファソラシ)とともに軽やかに回り、二日間オールして作った甲斐があったと一人感動をしていました。そして...200V...興奮で汗ばんだ手でスライダックを調整したあの感触は忘れられません。それからマイコンの制御ボタンを押した瞬間...バチッ パンッ パンッ...煌めく閃光と黒煙、そしてケミカルな香りが漂いました。そう、回路が大破したのです。「水の泡」もいいところ、「展示物」が「産業廃棄物」と化した

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のです。こうしてなくなくVVVFインバータはゴミを展示することになりました。まぁ、現実は甘くない。パワエレを舐めて鉄槌を下されたのでしょうか。なんとも不甲斐ない...

大繁盛のテスラコイル

 こうして展示物のメインは残すところテスラコイルのみとなりました。それも二基のうち一基は不調で動かず、あと一つ壊れれば悪い意味で「役満」ですw どうあがいても壊すわけにはいけません。そんな危機的な状況のなか、我々の学祭はスタートしたのです。

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*テスラコイルによる放電の様子。来場者のHAYAさんが撮影してくださいました。ありがとうございます。

 

 これぞ「パワエレ」と言ったところでしょうか。テスラコイルから真の「エレクトリカルパレード」が爆音で流れます。それが本当に煩い。展示場所が狭く、壁の遮音性が低いのか廊下の端までも響き渡ります。隣室のサークルの方々には何度頭下げてよいかの騒音です。「暗い部屋から爆音」、一目見ようとお客さんがゾロゾロやってきました。みんな釘付け、そして女の子たちのインスタによって客足は伸びて行きました。まさしく大繁盛です!

 

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強電界によるNANDの消耗やヒューズ動作等の細かいトラブルはあったものの、事故はなく展示ができました。我々部員の方も接客に慣れたのか、パフォーマンスが次第に上手くなっていきましたw お隣のサークルの方々は爆音で迷惑を掛けていたのにも関わらず、興味を持っていただけて何度も足を運んでくださいました。本当にうれしい限りです。Twitterでお世話になっている界隈の方々にもお会いできてとても有意義なひと時でした。ありがとうございました。

思うこと

 場を取り持ちつつ、オープンキャンパスを思い出しました。可燃性のゴミ箱に巻いたキケンな一次コイル,燃えるCT,放電自体もショボかった3か月前。振り返れば、駆動基板の量産化、アースの見直し、二次コイルの新造...みんなで合間を縫って技術を磨いてきました。トータルの技術力としてはまだ稚拙で未熟ではありますが、各々が自発的に学んでゆく姿勢はSELの持ち味なんじゃないかなと感じています。中でもテスラコイルは我々のポリシーを象徴するものとしてあるんじゃないかなと個人的には感じます。

 ここで語るのもアレですが、実はわたくし「駒形橋」は上智大学の生徒ではありません。他大の理工学部に通っています。そんな自分が自分の大学にはないSELで本格的に活動している理由もこれに尽きます。自発的にお互いをお互いが高め合うことができる環境がSELにはあるのです。実際、何も知識も技術もなかった自分が急速にパワエレについての知識を深め、付随する技術も習得してきました。大破したVVVFも数か月前であれば作ることさえできなかったでしょう。ここにはそんな魅力があるのです。

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最後に

 途中話が逸れてしまいましたが、今回の学祭は我々の活動の通過点として大変素晴らしいものとなったのではないかと感じています。「大成功」とすることができた一因として様々な方々のご理解とご協力があってこそのものだということも忘れてはなりません。組織としての課題、学内外のイベントも山積みです。部員としてサークルとしてより高みを目指して頑張っていこうかと思います。